DOZE OFF RADIOを聞いた後に読むブログ

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【第 2 回】初心者のための素人ラジオ配信【リモート収録・配信】

こんばんは、オスパフです。毎週日曜日 22 時頃、寝落ちラジオというラジオを配信しています。 

寝落ちラジオ

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podcasts.apple.com

 

この記事は「ラジオ配信をしてみたいが、何から始めればいいか分からない」という方々のためのものです。順に読んでいただければ、ラジオ配信の知識がなくても、書いている内容が理解できなくても、とりあえずラジオ配信できるようになっています。

 

 

さて、今回は「初心者のための素人 Podcast ラジオ配信」記事の第 2 段です。どこで配信するかについて述べた、第 1 段の記事は下記からどうぞ。

neochi-radio.com

 

 

今回のテーマは「リモート収録と配信」です。1 人で配信する場合は必要ありませんが、「2 人以上でラジオ配信をしたい」という方はリモート収録がほぼ必須になると思われます。

ラジオ収録の度にメンバーの予定を合わせ、収録場所を確保し、移動して収録する、というのはかなりコストパフォーマンスが悪いからです。

 

 

結論からいうと、下記が必要です。

必須なもの

  • パソコンやスマホなど、音声ファイルを録音できる端末
  • LINE や Zoom など、リモートで会話できるツール
  • スマホまたはパソコンの編集アプリ (後述)
  • Anchor (後述) のアカウント

質を高めるために必要なもの

  • マイク
  • 音声ファイル共有するためのストレージサービス (Google Drive など)

 

 

目次

 

リモート収録の全体像

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簡単に描くとこんな感じになります。順を追ってご説明すると

  1. LINE 通話や Zoom などのリモートで会話ができるアプリを使い、会話する
  2. その会話での自分の声だけを、手元のパソコンやスマホで録音する
  3. 録音した音声ファイルを共有する
  4. ラジオパーソナリティーの人数分だけ音声ファイルがあるはずなので、複数の音声ファイルを 1 つにする
  5. Anchor などの配信プラットフォームにアップロードする

 

これで終わりです。案外簡単ですよね。第 1 段の記事にも書きましたが、1 番大変なのは編集なので、収録して Podcast にラジオを配信すること自体は難しくありません

 

それでは、ここからは順に詳しく見ていきましょう。

 

 

 

LINE 通話や Zoom などのアプリを使い、会話する

これはもはや何のアプリを使っても構いません。顔を見て話した方が良ければ Zoom ですし、音声が聞こえればいいだけなら LINE 電話を使いましょう。

 

注意点としては、イヤホンをつけて会話する。これだけです。LINE 電話や Zoom のアプリから聞こえる相手の声が、自分の手元の端末から録音されないように注意しましょう。

 

 

LINE 電話の会話を丸ごと録音することも頑張れば可能ですが、音質が悪くなります。

第 1 段の記事でも書きましたが、ラジオ配信で大切なのはリスナーがいるか、です。ラジオをよく聞く方ならお分かりかと思いますが、聞き手からすれば音声が悪いと聞く気になりません。

 

そのため、自分の声だけを録音し、あとで 1 つのファイルに合体させ、アップロードしましょう。

 

「面倒臭いから会話をそのまま録音して配信したい...」という方は、Radiotalk や stand.fm などの音声配信アプリで配信してみましょう (詳しくはこちら)。

 

 

 

自分の声を手元のパソコンやスマホで録音する

録音に関しては、特に制約はありません。スマホで録音する場合は、最初からインストールされている録音アプリでも特に問題ありません。

パソコンだと、Audacity や ocenaudio を使われている方が多いのではないかなと思います。どちらも無料です。

 

ただし、上にも書いたように、音質はとても重要です。ですので、ここにこだわる方はマイクを準備しましょう。寝落ちラジオで使っているマイクは下記です。

 

 

 

ちなみにですが、単一指向性のマイクがおすすめです。これは、マイクが向いている方向の音だけを拾ってくるマイクのことで、不必要な雑音が入りにくいためです。上記でご紹介したマイクは USB で接続するタイプなので、使う端末によって接続端子を選びましょう。 

 

また、ぱ行を発音するときや、マイクに息が吹きかかった時のノイズをポップノイズと言います。これを防ぐために、ポップガードはあった方がいいです

 

 

 

録音した音声を共有する

正直なことを言うと、これもメールなどで共有できるならそれで問題ありません。ただ、今後何十回と配信を続けていく場合、アーカイブとして音声ファイルを残した方が便利なため、Google Drive などで共有するのが便利かと思います。

 

 

 

複数の音声ファイルを 1 つのファイルに集約し、編集する

さて、それぞれが手元で録音し、自分の声だけが録音されている音声ファイルが人数分出来上がったかと思います。これを 1 つのファイルに合体させましょう。

 

パソコンだと、録音した時にも使った Audacity というソフトウェアが便利です。というのも、第 3 段の記事で編集について書こうと思っているのですが、Audacity があれば大抵の編集が可能だからです。しかも無料です。Audacity の回し者ではありませんが、とても便利ですし、かつ使いやすいソフトだと思います。

 

 

パソコンを持っていない方や、スマホが使い慣れている方はスマホアプリでも編集が可能です。私が使ったことのあるアプリは「WavePad音声編集アプリ」です。こちらも無料版があります。

 

 

第 3 段の記事では Audacity での編集について書くため、ここで簡単に WavePad での編集の仕方をご説明しておきます。

  • [編集] > [ファイルを重ねる] から、複数のファイルを 1 つにする
  • [レベル] > [圧縮] でコンプレッサーする
  • [レベル] > [正規化] でノーマライズする

 

音声ファイルを 1 つにするだけであれば、1 番上だけで問題ありません。リスナーが聴きやすい音声にするのであれば、2 つ目と 3 つ目の編集も行いましょう (それぞれの編集がどういった意味を持つかは、第 3 段の記事でお伝えします)。

 

 

 

配信プラットフォームにアップロードする

前回から「Podcast」と簡単に書いていますが、インターネットラジオを聞くためのサービスにはいろいろなものがあります。

 

1 番有名なのは、その名を世に知らしめた Apple 社の Podcast です。Apple 社製品で聞くためのサービス・アプリケーションですね。元々は iPod + broadcast の造語で、今でこそ Podcast という言葉をよく耳にしますが、Apple 社が生み出したサービスの名前なんです。

TOTO が生み出した「ウォシュレット」という製品名が、温水洗浄便座全般を指しているのに似てますね。

 

スマホの OS で Apple 社と肩を並べて 2 大巨頭である Google 社。Google 社のサービスには Google Podcasts があります。また、最近では SpotifyAmazon Music でも同様にインターネットラジオ番組を聞くことができます。

 

 

配信者としては、少なくとも「iPhone の人にも Android の人にも聞いて欲しい!」という思いがありますよね。

特定のサービス以外にも配信したい場合は、Anchor というサービスを使うことをおすすめします

 

Anchor とは、いろいろなプラットフォームに対して一気に・無料で配信してくれるサービスです。実は Spotify 社が 2019 年に買収しました。

 

 

ここでは、作成した音声ファイルを Anchor から配信する方法を簡単にご説明します。ちなみにですが、Anchor は編集無しでスマホから直接録音することもできます。1 人で番組を持つ場合はこちらの方が楽ですね。

 

1. Web ブラウザで Anchor にアクセス、もしくはスマホアプリ (iOS 版・Android 版) でダウンロードする (アプリは日本語対応なので、下記は Web ブラウザでの配信の仕方です)

2. プロフィールの設定をする (入力は日本語で大丈夫です)

3. 配信先 (PodcastSpotify など、どこで配信させるか) の設定を行う

4. [New Episode] から、先ほど編集したファイルを選択し、アップロード

 

 

あとは配信されるのを待つだけです。意外と簡単ですよね。

3 番に関しては、各プラットフォームで配信できるようになるまで、少し時差があります。承認されるまでの時差です。Apple 社の Podcast に反映されるまで約 1 週間程度でしょうか。

 

寝落ちラジオの場合は、Apple 社の Podcast 承認がなかなか下りず、Apple 社に直接ご連絡したところ、すぐに配信してくれました。このような場合もあり得るので、注意が必要です。

 

 

 

まとめ

  • Podcast 配信にはパソコンかスマホを準備
  • LINE 電話や Zoom などを繋ぎ、相手の声を聴きながら、手元の端末に自分の声だけを録音
  • 複数の音声ファイルを 1 つにして、必要に応じて編集する
  • Anchor でアカウントを作り、作成した音声ファイルを Anchor にアップロード

 

 

次回は編集について書きたいと思います。リスナーの方が聴きやすいラジオを作るためには、この工程が必要です。そのため、何をすれば良いのか、どうして必要なのか、などの観点を入れてご説明します。お楽しみに。

 

 

 

おやすみなさい。

 

オスパフ

 

寝落ちラジオや当ブログへのお便り、お待ちしております。

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